いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘の好きなものランキング

娘にとって私は何番目に好きなのだろう。昨日一緒にお風呂にはいっているとき、ふとそんなことを思った。

 

これまでにおける娘の言動と目の輝きを振り返り、冷静かつ公平に分析してみた。おそらく現状では下記のようなランキングになると思われる。


1位:まま
2位:あんまんまん(アンパンマン
3位:かかーし(かつぶしマン)
4位:ぱぱ
5位:ちぃ(子猫のチー)


まず、「まま」は当然だろう。圧倒的な1位だ。最近では「まま」がいなくても夜寝てくれるようになったが、それ以外のときでは常に「まま」がそばにいるかを確認している節がある。

 

いなくなると寂しがる。とにかく「まま」に自分を見ていて欲しくて、褒めて欲しい。そんな娘の感情を感じる。文句なしの1位だ。

 

次の「あんまんまん」もしょうがないだろう。日本中の子供たちを虜にしてきたスーパーアイドルだ。愛と勇気だけが友達だし、その正体はいつでも君さといわれているミステリアスな存在。

 

当初私と妻は、その影響力の大きさを恐れ、娘に「あんまんまん」の存在を教えることをためらっていた。1歳半を過ぎる頃まで意識的に「あんまんまん」グッズを遠ざけ、彼女がそれにハマる時期を少しでも遅らせようと試みていたのだ。

 

しかしいつのまにか彼女は「あんまんまん」の虜となっていた。そして今では一日に何度その名前を口にするかわからない。「あんまんまん、あんまんまん」とおねだりをしてくる。うむ、2位は彼で決まりであろう。

 

さて、ここまではいい。問題はここからだ。

 

おまえだ「かかーし」。君が私より上にいることだけが解せない。

 

かかーし

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まだ5位の「ちぃ」ならわかる。私から見ても愛らしい子猫ちゃんだ。そんな可愛らしい小動物を愛でる娘、というのは親からみても微笑ましいことだ。

 

しかし「かかーし」は違う。かつおぶしの武士というダジャレ的なネーミングからもわかるように、アニメ『アンパンマン』において、たいして有名でもないモブキャラのひとりである。

 

「かーかっかっかつおぶし」という変な笑い方。猫が苦手という情けなさ。時代錯誤な風貌口調。そのどれもがいただけない。明らかに変な男だ。

 

それにも関わらず娘は、先日アンパンマンショーを見に行って以来、このキャラクターが好きで好きでたまらないようだ。当初はすぐに忘れるだろうと思っていたのだが、今でも「あんまんまん」の次におねだりするのが「かかーし」だ。

 

どうして娘はこんな風変わりな男が好きなんだ。なんだか、娘の将来の恋愛にまで思いが巡り、不安な気持ちが押し寄せてくる。

 

妻ともそのことを話していたのだが、「私に似たのかしら」とのこと。そうかもしれない。・・・ん、待て、それはどういうことだろう?

 

まぁ、なんにせよ、私はもっと娘のランキングで上位になれるよう日々精進したいと思う。

 

そして娘に変な男の趣味がつかないよう、しっかりと見張っていきたいと思う。