いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

涼しげな彼女を連れて

昨日家に帰ってくると娘が髪を切っていた。近所の散髪店に妻が連れて行ってくれたのだ。

 

娘は髪の毛量が多い。生まれたときから既に髪の毛がふさふさだった。

 

そんな娘の髪は成長に伴い、更に伸び&増え続けていた。そのためシャンプーをするのも、ドライヤーで乾かすのも一苦労だ。

 

そして髪が多くて熱がこもるのだろう。娘は夏が近づくに連れ、髪の毛をかき分けボリボリと頭をかくことが多くなっていた。

 

そんな娘を見かねて、妻が髪切りに連れて行ってくれたのだ。

 

これまでは妻が前髪を切るなどでなんとか凌いできたのだが、さすがに全体的に梳いたりすることまではできなかった。

 

近所でも好評な1000円カットの店に連れて行ったらしいのだが、車の形をした楽しげな椅子に子供を座らせ、アニメを見せながら髪を切ってくれるらしい。娘も終始ご機嫌だったとのことだ。

 

髪を切った仕上がりはどうだったか。なんだかぐっとお姉さんになったように感じた。

 

髪の長さはそれほど変えていないのに、量をだいぶ減らしたことで全体的に涼しげになり、バランスが良くなったことで、より一層女の子らしさが増したのだ。

 

やはりプロは違うね、と妻と一緒になって感心していた。

 

シャンプーをするのも驚くほどやりやすかった。もちろんドライヤーで髪を乾かすのも。自分のときもそうだが、髪を切るといろんな面において気持ちよさを感じることができる。

 

娘が頭をボリボリとかく仕草も昨日は見かけなかった。

 

彼女がいつものように走り回るたび、前髪と、少し動きのついたサイドの髪が涼しげに揺れた。

 

さて、会社の一斉休暇により、我が家は明日から4連休に入る。

 

オシャレになった涼しげな彼女を連れてどこに行こうか。

 

休日の計画をたてるのも、なんだかいつもに増して気合が入ってしまう。