マンション購入の検討は、以下の記事を書いて以来、約1ヶ月ほど休憩をしていた。しかし、ここにきて急展開を向かえることとなった。
pto6.hatenablog.com
きっかけは、昨日の昼頃にかかってきた一本の電話だ。
上記の記事で書いていたマンションの営業マンからの電話だった。
記事にも書いているように、大阪においては人気のあるエリアなので、1ヶ月経ってまだ物件が残っていることにまず驚いた。
エリアとマンションについては、妻もとても気に入っていた物件だったため、とりあえず営業マンからの話を聞くことにした。
なんでも、マンションの完成が近づき、私たちが気にしていた実際の部屋からの眺望も見せられるようになった為、是非ともまた見学に来て欲しい、とのことだった。
実はこの電話、私たちにとってはとても良いタイミングでかかってきた。
この前日、私たちはとある映画を鑑賞し、再びマンション探しを再開することを心に決めたばかりだったのだ。
その映画というのが『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』だ。Amazonプライムにて鑑賞した。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが仲の良い老夫婦として登場するヒューマンドラマだ。住み慣れたマンションを売りに出す、というストーリーなのだが、それをきっかけに夫婦が大切なことを思い出していくという心温まる映画だった。
私と妻はこの映画を見て、自分たちもこれだけ愛着が持てて、素敵な思い出を築けるようなところに住みたいね、という話をした。
「マンション探しを再開しようか。」私たちは映画を見終わった後に、自然とその言葉を口にしていた。
そんなちょうど気分が高まっているときに、タイミングよく前述の電話がかかってきたのである。
これもなにかの運命かもしれない。私たちは軽い気持ちで、電話をくれた物件を再び見に行く決心をした。そしてすぐに出かける準備を整え、自転車に乗って家族みんなでモデルルームのある事務所へと向かったのである。
事務所につくと、営業マンから現在の物件の状況、ここ一ヶ月での変化等の説明を受けた。その後は再びモデルルームを見学し、物件周辺の案内を自転車でしてもらい、実際に検討している部屋の写真と動画を撮影して見せてもらった。
高層階が全て売却済みということで、残っている部屋は希望のタイプだと3Fのみ。窓からの眺望をとても気にしていたのだが、写真と動画を見る限り、想像していたほど最悪というほどでもなかった。
また前回の見学時には、もう少しのどかなところに住みたいな、という感想を持ったのだが、自転車で探索してみると、マンションの裏側はとても閑静な住宅街で、下町感溢れるその雰囲気にとても心掴まれてしまった。
江坂という街のキャッチコピー通り、都心への近さと穏やかな住環境を兼ね備えた、ハイブリッドな街の姿を見て取ることができた。
その後、話は具体的に進んだ。私と妻の心はすっかり購入へと傾いていた。
しかし、入居開始が8月と迫っていた為、ゆっくり検討する時間はもう残されていなかった。販売側としても最終売り出しをする直前のため、もし買う気があるのなら、できれば今日中に、遅くとも今週中には結論を出して欲しい、ということを言われた。
私はとりあえず保留にさせてもらった。やはり人生の大きな決断を、勢いだけでは決めてしまいたくない。
そして今週の水曜日、営業マンには私たちの自宅まで来てもらい、契約に関する詳細な金額面の説明を改めてしてもらうことにした。
それまでの2日間で、私は会社における福利厚生や制度のことと、最近マンションを購入した知り合いからの情報を収集し、妻は改めて江坂に住むということを、生活と育児の面から見つめ直してみることにした。
猶予としては今週の金曜日までもらえることとなった。それだけあれば、納得いく結論は導き出せるであろう。
また、もしこのマンションを買わないにしても、今の勢いに乗じて契約におけるお金関係のこと、会社における制度のこと等は、調べておいて損はないだろう。
この一週間、これまで以上に真剣に、マンション購入について検討を深めてみたいと思う。
ちなみに、このマンションに限って言えば、あと心にひっかかっているのは、駅から徒歩12分の距離にあるということだけだ。
「マンションを買うなら駅近」とは、誰もが聞いたことあるフレーズであろう。
将来的にマンションの売り貸しも検討している私たちとしては、やはりその条件を外してよいものか、という悩みがある。
また、日々の生活を考えてみても、駅までの距離は近いに越したことはない。毎日通勤で駅までの12分を往復することを考えると、少しだけ気が滅入ってしまう。
ただ江坂駅に関していえば、駅に近いと人通りが多いため、住環境という意味では少し離れているくらいがちょうど良い。
このマンションをターゲットとするファミリー層は、それゆえにこれくらいの距離がベストと考える人も少なくないだろう。・・・でも、しかし・・・。
まだ結論は出ていない。
とにかくこの二日間、真剣に考えてみようと思う。