いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

テレビ離れ

ひとりでいると、あまりテレビを見なくなる。

 

テレビも家族とコミュニケーションをとるためのツールのひとつだったんだな、と実感することができる。

 

同じ番組を見ながら家族とワイワイしゃべる。そのためだけに、私はテレビをつけていたようだ。ひとりでいる今は、見たい番組がなにも思い浮かばない。

 

毎週録画しているドラマも、ひとりでは見る気にならない。あれだけ楽しみにしていたはずなのに、続きを見たいとはどうしても思えないのだ。夏休みの後半にでも、妻と一緒に見ることにしよう。

 

また、娘用の「アンパンマン」や「教育テレビ番組」も録り溜まってきているだろう。妻が料理中など、手が離せないときに見せているものだ。娘も帰ってきたら、新しい回がたくさんあるので喜ぶのではないだろうか。

 

そういえば、娘たちが帰省して以来、キッズソングも耳にしなくなった。至極あたりまえの話ではあるが、あれだけ毎日聴いていたので、ふと気がつくと不思議な気持ちになってしまう。

 

娘は歌が大好きだ。妻が送ってくれる動画の多くは、娘が何かの音楽に合わせて楽しそうに踊っている。

 

先日も新しい踊りが撮れたと、妻が動画を送ってくれた。『ドコノコノキノコ』という歌に合わせて娘が踊っている。

 

娘は愛らしく人差し指を立て、リズムに乗りながら、思わせぶりな様子でそれを振ったり、どこかを指したりする。なんだかアイドルみたいに見えた。(イメージが古いかな?)

 

歌もただたどしくも口ずさむことができていて、帰省前からの成長を感じられる。20秒に過ぎない動画なのだが、私はこれまで何回見返したかわからない。とにかくとてもキュートな動画なのだ。

 

私がテレビを見ないのは、このように娘の動画ばかりを見返しているからかもしれない。私にとってこれ以上のコンテンツはないのだ。

 

ありがたいことに、妻が私に気を遣って、たくさんの動画を送ってくれる。妻からの動画配信がない日は、昔に録った動画たちを見返している(そのほとんどでも、娘は元気に歌い踊っている)。

 

テレビでもうちの娘の番組を流してくれたらいいのに。そしたら毎日、テレビの前に張り付いてしまうだろう。

 

娘は可愛いし、視聴率も悪くないんじゃないかな。うん、そうするべきだと思うけどな。うん。