いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

サッカーと仕事は似ている

サッカーと仕事は似ている。昨日フットサルをしながらそのことを改めて実感していた。

 

職場の同僚とのフットサル2回目。先月やった時よりも体力のもちがマシになり、ボールタッチも目を当てられるほどにはなってきた。

 

集まった人数が少なかったのでコートを若干狭くし、制約付き(シュートはダイレクトプレイのみ)ミニゲームを楽しんだ。

 

プレイしながら、仕事の進め方とサッカーの試合運びで意識すべき事はほとんど同じだなぁ、と感じていた。

 

どちらにおいても、①球離れを早くしボールを動かすこと、②常に情報を集めゴールまでの道筋を思い描くこと、それに尽きる。

 

サッカーでも仕事でも、私は所謂「ゲームメイカー」の役割を担う機会が多い。

 

サッカーではボランチ、仕事ではこのところチームを取り仕切る担当(総括、企画)にばかり配属されている。会社側は私にその適性を見出しているのだろうし、自分でも性格に合っているなと感じている。

 

①の「球離れを早くする」については、仕事でいえば指示や依頼を素早くだし、とにかく自分のところで球を止めない、ということだ。

 

ただでさえボールが集まりやすいポジションなのでとても大切な意識だ。サッカーだとあり得ないが、仕事だと次から次に色んなボールが飛んでくる。

 

球離れを早くしボールを動かし続ければ、得てしてプロジェクトは少しずつでも前に進んでいく。そして状況も変わっていくので、多くの場合ゴールへの活路が次第に見えてくる。

 

もし球をもった人が困っていたら、ふたたび球をもらいに行く。そしてすぐさま別の場所にボールを動かしてみるのだ。

 

このボールを動かす利点は②の「情報を集めゴールの道筋を立てる」にも繋がっていく。球離れを早くすると、最も重要な②に集中することができる。

 

この情報集めは、サッカーで言えば常に顔を上げ、周囲の情報を集めることと一緒だ。味方の位置、敵の位置、ボールの位置、ゴール前の状況。それらを常に把握し、ボールを受け取った際の捌きや、ゴールまでの道筋をあれこれ考える。

 

これをボールをもっていないときにやっておくことで、①の早い球離れも実現できるわけだ。どちらかというと、サッカーでも仕事でも、このボールを持っていない時の“考える作業”こそが一番重要だと感じている。

 

仕事でいえば、チームメンバーの特性、稼働状況はもちろん、直近にあったお偉いさん達の会議内容等も、正しい道筋を立てる上で重要な情報となる。

 

情報が足りなければ、持っている組織に打ち合わせを申し込み、人脈も使いながら正しい情報を迅速に集めていく。必要な情報がそろえば、それを合理的に組み立て、適切な状況判断をする。そのあとはチームに方針を提示し、それを牽引していけばいいのだ。

 

私はこれまでサッカーでも仕事でも、おおまかに言えば、この①と②だけをやってきたと言っても過言ではない。そして今のところそれで上手くいってきたし、これからも上手くいきそうな手応えを感じている。

 

もちろん、仕事のある局面においては、自分でドリブルするべきところや、じっくりボールをもつべき場面もあるのだが、それは全体で言えばほんの数パーセントくらいしかない印象だ。

 

まぁ、今のような役割での仕事だから、っていうのは多分にあると思うし、管理職になったらまた別の話なのかもしれないれけど。

 

でもとにかく、昨日フットサルをやっているときに、私はそのようなサッカーと仕事の共通点を感じていた。

 

それにしても今朝はなかなかの疲労感だ。今日に限って会社で変なボールが飛んでこなきゃいいなぁ、なんて。