いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

思いつきで夜カラオケ

昨日は午後から神戸に行った。

 

アンパンマンミュージアムのある商業施設が目的地だ。しかし、今回はミュージアムには入らなかった。無料で楽しめる周辺エリアのみで遊び、それでどれほど娘が満足してくれるかを、検証してみようと考えたのだ。

 

結論としては、とても楽しんでくれた。とにかくアンパンマンで溢れるエリア(イラストや置物や音楽が盛りだくさん)に身を置き、キャラもののお菓子を食べ、グッズ売り場を散策するだけで、娘は目を輝かせていた。

 

そして極めつけは、広場で行われるアンパンマン体操だ。アンパンマンしょくぱんまんカレーパンマンが登場し、大勢の子ども達に混ざって娘は活発に踊った。戻ってくると「たのしかったー」と満足感を漂わせた。

 

ミュージアムに入らなくても娘は満足してくれる。これは大きな収穫だった。現に昨日は、途中で妻がショッピングを満喫し、娘とトイザらスも見て回り、サーティーワンでおやつ休憩をとることもできたのだ。

 

ミュージアムには誕生日等の特別な日だけ入り、それ以外の日はこうやって周辺の施設と組み合わせて遊びに来ることにしよう。そう結論づけることができた。

 

さて、そんな大満足な帰り道。私たちは梅田でおいしい夕食を食べたことで、更に高揚感を高めていた。そして興に乗った私は、妻に向かってある提案を口にした。

 

「今からカラオケでも行く?」

 

その後はそそくさと電車に乗って、自宅から1駅前(江坂)で降りた。ここは都心とベッドタウンの境目としてしられる町だが、降りてみると煌々と夜のライトが点り、どうみても“都心寄り”の様相を呈していた。

 

そんな町をしばし歩き、妻がママ友と何回か使ったというカラオケ屋に入る。残念ながらキッズルームは満室だったが、禁煙で広い部屋を融通してもらえた。未成年者がいるので22時までとのこと。ちょうど1時間だ。

 

私と妻は矢継ぎ早に曲を入れ、交互に歌った。娘もたまにマイクをもち、知っている曲は一緒になって歌ってくれた。(星野源の『恋』や、ドリカムの『あなたトゥラッタッタ』など。両手でマイクを持ち、真剣そうに。)

 

私は久しぶりすぎて声の出し方を間違え、2、3曲で喉を潰してしまった。そのため高音は思うように出せなかったのだが、それでもやはり、マイクを使い思いっきり歌うのはとても楽しいものだ。手振りを付け熱唱した。

 

あっというまの1時間だった。娘はフロントから借りたアンパンマンブロックでも遊んでおり、大人達が歌う中で自分なりの楽しさを見出してくれた様子だった。

 

私はファミリーカラオケに手応えを感じた。よし、次は昼間に3時間くらいで決行しよう。そしたら今度は、娘用にアニソンなどを入れるゆとりも出てくるだろう。

 

さっそく来週末にでもやってみたいと思う。次は喉を潰さぬよう、腹式での歌唱法を思い出しておかなければ。