いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ONE PIECE大人買い

つい先日、私はそれを実行に移した。

 

私はONE PIECEが大好きだ。未だに少年ジャンプで毎週それだけは読み続けている。そして、その物語展開には、大人ながらにワクワクさせられっぱなしである。

 

最近では、日曜にあるアニメを娘が喜んで観るようになった。中でもチョッパーが好きなようで、彼が登場するたびに「あ、ちょっぱーだ」と嬉しそうに声をあげる。

 

更には妻も昔、漫画を読んでいたようで「久しぶりに、まとめて読み返したいなー」と先日つぶやいていた。ONE PIECE大人買いする。その案が具体的に浮上したのは、妻のこの発言がきっかけとなった。

 

私は学生時代までONE PIECEをコミックスで集めていた。そのため、買い揃えるとしたら、それ以降から買えば良い。しかし、それらは今は実家の本棚にある為、何巻まであるのかがわからなかった。

 

そこで私は母にLINEで聞いた。すると74巻まであると返信が来た。ONE PIECEは現在92巻まで出ている。それなら18冊買うだけで、最新巻まで追いつけるのだ。

 

私はそれからも数日間悩んだ。本当に、この超大作をまた買い始めるのか。数ヶ月に一回刊行され、本棚はまたたくまに浸食されていくだろう。しかも私はもういい大人。未だに少年漫画なんて購読してよいのだろうか。

 

しばし真剣に考えたが、結局は心のワクワクに従うことにした。数日に分け、書店やAmazonを使い、最新巻までを買い揃えた。そして数日に分けそれを読み、ついに昨日、私は最新巻まで読み返したわけである。

 

ちなみに、妻の方は私よりも早いペースで読み終わった。現在は早々と2周目の読み返しに入っている。久しぶりにONE PIECEの世界にどっぷりと浸かれ、ほんとうに幸せだと口にしていた。

 

物語はついにワノ国編に突入した。

 

日本が舞台とあり、作者の尾田先生の思い入れも強いらしく、ここで過去最高の盛り上がりを見せるらしい。今はまだまだ導入に近い部分にはなるが、その盛り上がりに向け、猛者達がぞくぞくと国に集まってきている。

 

私はよく妻に「あぁONE PIECEを描く人になりたい」と冗談で言う。こんなにも人をワクワクさせる作品をつくれたら、そしてそれをこれほどまでに世界中から受け入れられたら、どんなに楽しいだろうか、と思うのだ。

 

『描く人』には永遠になれないので、せめて『読む人』は続けたいと思う。完結まであと何年かかるかはわからないけど、ここまできたら最後まで付き合う所存だ。