いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

移ろい

給料日となり電子明細に『令和1年』と書かれていた。

 

流行りに乗った何かの冗談かとも思ったが、よく考えてみたら本当に元号が変わったのだ。あれだけ騒がれ、受け入れたつもりでいたのだが、なんだかんだで昨日初めて、私は実感を持つことができたかもしれない。

 

時代は変わっていく。そんなことを感じさせる出来事が家でもあった。娘が『おかあさんといっしょ』の録画を見ていて、番組終盤にある体操を踊っていた際だ。

 

昨年までの慣れ親しんだ『ブンバボーン』ではなく、新しいお兄さんお姉さんによる新たな体操へと変わっていた。その事実は知っていたのだが、その風変わりな踊りを、娘がもう完全に習得して踊りこなしていたのだ。

 

『ブンバボーン』が無くなり悲しむかもな、とも思っていたのだが、そんなことは全くなかったようだ。子供の切り替えは本当に早い。変わりゆく世界を、なんの疑問も持たずに、楽しみながら受け入れているのだろう。

 

そういう観点で見れば、朝ドラ『なつぞら』の北海道編が終わり、今週から東京編に入っただけで喪失感を漂わせている、私や妻のなんとも女々しいことか・・・。

 

娘を見習い、変化を受け入れ、それを前向きに楽しんでいこう。ぼーとしてたって時代は移ろいでいくのだ。