いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

オリジナルソング

娘の自己肯定感は高い。

 

昨日も、私は会社の送別会で帰りが遅かったのだが、娘はまだ起きていた。いそいでシャワーを浴びると、わずかな時間だが娘と一緒に遊ぶことができた。

 

その後、時計が12時を回ったので、さすがにもう寝なければと、家族3人で寝室へと移動した。しかし娘はまだまだ遊び足りないようだ。電気を消そうとしていたのだが、娘が急にベッドから降り、踊り出してしまった。

 

「い~つもかわいいこ~♪い~つもかわいいこ~♪」

 

右手には架空のマイクを持ち、横ステップを踏みながらに歌っている。さながらどこぞのアイドルのようだ。ヘンテコな歌だなぁと思って聴いていると、妻が「なんて歌?」と娘に尋ねていた。

 

「かわいいのうた!」

 

これまた珍しいタイトルだ。私は不思議に思って妻に聞いてみた。すると、どうやらこの曲は娘がつくったオリジナルソングなのだそうだ。これまでにも何度か歌われたらしい。そう聞くと、なんとも娘らしい曲だった。

 

「ぱぱも、おどって!」

 

そうこう考えているうちに、娘から指示がでた。私は娘の真似をしてマイクを握り、横ステップを踏み始めた。

 

「い~つもかわいいこ~♪い~つもかわいいこ~♪」

 

娘の自己肯定感は高い。こんなオリジナルソングを作ってしまうほどに。親としては、とても頼もしく感じる。

 

でも徐々にでいいから、慎ましさも身につけようね。