いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

歯磨きはディナーのあとで

娘の歯磨きがすっかり上達した。

 

前まではブラシを手に、形だけ動かしているような感じだったのだが、最近ではそのブラシがしっかりと歯を捉えるようになった。それも「イー」して前歯を磨き、「アー」して奥歯を磨きと、なかなか様になっている。

 

いつも一緒に歯磨きをしている私の真似をしているのだろう。自分の功績のようで、嬉しい気持ちになった。

 

歯磨きをやり始めた当初は、娘が自分でやるようになるにはどのように指導していけばいいのかと、頭を悩ませた時期もあったのだが、それはいらぬ心配だったようだ。やはり子供の学習能力には感心させられる。

 

とはいえ、やはり最後の仕上げは相変わらず私がやっている。娘が自分で磨いたところを観察しながら、磨かれていない箇所や、磨き足りないであろう歯の裏などを重点的に磨いてあげる。それでも、以前と比べたらだいぶ楽になったものだ。

 

娘は笑うときに「にぃっ」と歯を出して笑う。比較的歯並びのよい、真っ白な歯だ。『芸能人は歯が命』なんてのは昔のCMだけど、歯が綺麗な方が良いのはいつの時代も一緒であろう。このままの良い状態を維持し続けてあげたいなと思っている。

 

そうしたら将来、彼女の笑顔と真っ白な歯は、きっと周りの人から愛される上で、大いに役にたつだろう。

 

彼女の人生を豊かにしてくれるであろう、そんな歯を、今日もディナーのあとで、大切に磨いてあげよう。