いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

隣同士に肩寄せ合って

向かいにではなく、私たちは隣合って座った。

 

スイーツを食べに入ったカフェでの一幕だ。テーブルの片側には2脚の椅子が、その向かいにはソファが置かれていた。私たちはふたりともソファの方に腰掛けた。娘を乗せたベビーカーをテーブルの横に寄せる。娘はその中で、すやすやと寝息を立て眠っている。

 

私たちの前には、スタンドに乗ったソフトクリームとアイスコーヒーが置かれていた。3時のおやつというやつだ。私たちはふたりでそれらを分け合った。それぞれにスマホ片手にソファに寄りかかり、たまに互いの画面を見せ合いながら、たわいもない会話を繰り広げていた。

 

昨日は、午前中に来年から娘を通わせる幼稚園の説明会に行った。といっても、今もプレ幼稚園で週に1回通わせているので、妻と娘は既に内情をよく知っている。

 

私は初めて園を訪れたのだが、思ったよりも広々としていて趣があり、園長先生の話が長いことだけを除けば概ね気に入った。娘は楽しそうに園内の遊具で遊び、妻は複数のママ友たちと仲睦まじい様子を見せていた。

 

その後は一旦家へと戻り昼食をとり、再び家を出て万博公園に向かった。年に一度の無料開放デーだったのだ。その口実で、久しぶりに太陽の塔を拝みに行った。

 

しかし道中ベビーカーの中で娘が寝始めた。しかたないので、私たちは公園に隣接するショッピングモールの中に入った。そして“娘のいぬ間に”悠々と、カフェでスイーツを食べることにしたのだ。

 

隣掛けのソファに座り、久しぶりにふたりで色々な話をした。なんだか娘が生まれる前の、もっといえば結婚する前の恋人時代に戻ったかのような錯覚を覚えた。

 

いや、それはさすがに言い過ぎか。それにしては会話が熟れすぎており、ふたりの息が合いすぎていた。

 

なんにせよ、2時間ばかり妻とまったりとしたひとときを過ごした。楽しいことがたくさんあった1日だったけれど、その時間が、私にとっての昨日のハイライトだ。