いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

トイレトレーニングは難しい

トイトレとは長く険しい道である。

 

この週末でそのことを改めて痛感した。幼稚園の説明会で、オムツではなくパンツで通園させるよう言われた。それによりオムツ卒業の明確な目標が定まった。来年4月までに娘にトイレ作法を習得させなければならない。

 

しかもその性質上、トイトレは寒い冬との相性が悪い。ゆえにまだ寒くなる前までに、トレーニングを完了させる必要性があるのだ。幼稚園の件がなくてもそうするつもりだったのだが、必達の目標となったことで、私と妻にも気合いが入った。

 

ということで、週末から家の中でのトレパン(トイレトレーニング用パンツ)を娘に着用させていた。しかしまぁ、これが大変なわけである。


15分おきに娘にトイレに行きたくないかと尋ねる。しかしトイレが面倒くさい娘は「いきたくない」と応える。そろそろ出る時間だろうと嫌がる娘をトイレに連れて行き便座に座らせるも、おしっこは全くでてこない。

 

しかし、あきらめてパンツをはかせ、しばらく遊ばせていると「ぱぱぁ!」と大声で呼ばれる。見ると足下には水溜まりができているのであった。そんなことが、昨夜だけでも2回も繰り返された。

 

2回目にいたっては、娘は叱られた直後だったので、自分でなんとかしようとしたのであろう。人知れずパンツを脱ぎ、オムツに履き替えておしっこをしようと試みた跡があった。しかし志半ばで我慢の限界を迎え、ふたたび足元に水溜まりをつくってしまったのだ。

 

その後、彼女は叱られたくなかったのか、自らで後処理をしようと、濡れた足でリビングにティッシュを取りに来ていた。怪しんだ私たちが娘の後をついていったことで、その事実が露見されたわけである。

 

声かけをし、したくなったら教えてね、と言っていても教えてくれない。これはどうしたらよいものか。1回おしっこをするだけでも大忙しである。平日にもそれをやらなければならない妻からしたら大打撃であろう。

 

そして、我々が目指さなければならない境地はまだまだ先にある。家の中でできるようになれば次は寝るとき、その後は外出のとき、と徐々にレベルを上げていく必要があるのだ。しかも小だけではなく大もあるので、超えるべき課題の多さにはくらくらさせられてしまう。

 

世にいるどの子供たちもこのようなトレーニングを経てトイレを覚えてきたのだろう。そう思うと、すべての親御さんたちに尊敬の念を抱いてしまった。