いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

勝負の日

昨日は会社で重要な試験があった。

 

ここ数ヶ月それに向け周到な準備をし、万全を期してこの日を迎えていた。家族にもだいぶ協力してもらった。

 

妻は当日の朝、食べ物が喉を通りづらくなっている私を気遣い、バリエーション豊富な朝食を準備してくれた。私は食べられるものだけを食べ、会社へと向かった。

 

最初の試験項目が終わり、しばしの休憩を取っている時に妻からLINEが入った。見ると、娘が公園で友達と遊んでいる動画があり、とても和やかな気持ちになれた。

 

そして最後の面談に向かう前、私はイヤホンで好きなHIPHOPの曲を聴いた。自身を奮い立たせたい際に、いつもやっている習慣だ。

 

聴いたのはCreepy  Nuts の『スポットライト』という曲。まさに何かに立ち向かう際に打ってつけの楽曲だ。これまで何度も聴いたことがある楽曲なのに、いつもは気にもかけなかった、ある歌詞がとても心に響いた。

 

どう転ぼうが 確かめに行こうや

 

私は想いを固めて面談に向かった。約30分後、私は晴れやかな気持ちで面談部屋を後にしていた。

 

手応えは十分なので、後は結果をただ待つのみ。この週末は、とにかくこれまでの分も家族サービスをしたい。

 

※蛇足的HIPHOP解説

上記で書いた歌詞も、HIPHOPならではの、さりげない韻が踏まれている。具体的には「どう」と「ぼう」と「こう」でリズムが作られ、かつ「ぼうが」と「こうや」で収まりの良さが与えられている。それゆえに音読すると、とても気持ち良いのだ。