いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ジェットコースター

娘と新しい遊びをした。

 

昨日は一日家にいたので、少しでも楽しませてあげたかったのだ。とはいえ、その遊びが生まれたのはたまたまの偶然だったのだけれど。

 

テレビ画面と身体をつかった遊びだ。YouTubeでジェットコースターの主観動画を探し、それを画面で再生する。次に娘を背中に乗せ、私は車両のひとつになりきる。あとは、映像のアップダウンに合わせて、身体を揺らせたり、傾かせたりしながら、娘の絶叫を煽るのだ。

 

つまりは「室内アトラクション」である。はたから見ると力業でVR遊びをしているように見えるだろう。使い古された遊びだろうが、娘に対しては初めてだった。

 

娘は思いのほかとても楽しんでくれた。背中の上ではきゃっきゃと叫び、コースを一周して降ろすと、すかさず「もういっかい!」と頼んでくるのであった。

 

動画を変えながら、三種類くらいのコースターを運行させた。終盤になると、私の身体が悲鳴をあげていた。

 

娘は身長が足りず、実際のジェットコースターにはまだ一度も乗ったことがない。ただ昨日の反応を見る限りでは、絶叫系をこよなく愛する系女子になりそうだ。早く本物にも乗せてあげたい。笑う娘を見て改めて思った。