いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

家族とのテレビ電話

昨日に引き続き、家での時間に張りがない。

 

もしもまだ自分が独身なら、このような輪郭がぼやけた生活を送っていたのかと思うと、少し怖くなった。私が妻と知り合い、付き合うに至った経緯はまさに偶然の産物だし、なにかひとつボタンを掛け違えば、それどころか、ボタンに触れる順番さえ違えば、彼女と結婚することはなかったし、そもそも会話することもなかったに違いない。

 

そんなわけで、今夜もこれを書いたら早々に寝室に行き、お笑いでも聴きながらに眠ってしまおうと思っているのだが、妻から連絡があって、短い時間、実家に帰っている彼女らと電話をする運びとなった。二日ぶりに家族と話す。

 

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いまテレビ電話をきった。やはり子ども達と話していると自然に笑顔になるし、彼らの溌剌としたパワーに鼓舞されてこっちまで力が漲ってくる。なるほど、普段の活力はこのようにして沸き上がらせていたわけか。日々の原動力をありありと実感させられることとなった。

 

さて、一人暮らしも明日でお終い。明後日は早朝から新幹線に乗り、家族がまつ妻の実家へと私も向かう。

 

最後の明日はどう過ごそうか、とも考えてみるのだが、おそらくは旅支度をしてまた早々に寝ることになるのだろう。おそらくはそれでよい。気力がない時は早く寝るに限る。翌日には原動力を取り戻すのだし。