いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

剃り落とし

先程すべての髭を剃り落とした。

 

今日、一ヶ月ぶりに出社するからだ。その間伸ばしていた顎髭を剃り終わると、やけに顔が丸くなったように感じた。黒い髭が輪郭を引き締めて見せていたのだろう。

 

緊急事態宣言が解除されたが、我が社では今月末まで在宅勤務を継続するようだ。ただ、うちの担当では出社してやらねばならない細々とした雑務のため、当番制で出社してきた。今日と明日は私がその当番なのだ。

 

これまでも在宅では働いていたにも関わらず、昨日は長い連休が終わったときのような喪失感を抱いていた。

 

でもどうせ六月からは通常に戻るのだろうし、遅かれ早かれリハビリは必要なのだ。在宅勤務に慣れると、給与が発生しない『通勤時間』に対する抵抗心が強くなる。これを機にテレワークが会社に浸透することを願う。

 

ただ今朝は妻が昼食用の弁当を作ってくれた。それだけを楽しみに、今日のリハビリをなんとか乗り切りたい。