いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

行政への抗議

うちの市で学区変更の検討がなされている。

 

妻がそのことに憤慨していたので、夕食時にじっくりと話を聞いた。聞いているうちに私も腹が立ってきた。そこでスマホで市のホームページを開き、そこに置かれた説明動画を視聴していった。

 

要を得ない冗長に満ちた動画を早送りしながら見たが、やはり憤りを感じる内容であった。取ってつけたような言い訳を並べた上で、薄弱な根拠でもって市に都合のいい結論へと誘導操作をしたがっている。

 

行政のこれまでの怠慢による負債を、一部の市民に体よく押し付けている。恣意的な評価軸で子供騙しの案比較を見せた上で、作為的な印象操作を試みている。

 

しかも、その検討において参考にするというアンケートの存在すらも当事者たちに積極的に周知していない。たまたまママ友ネットワークにより耳にしなければ、意見を伝える機会すら喪失していただろう。

 

そりゃ、市にしてみれば、アンケートなんて百害あって一利なしであろう。反対意見ばかりが噴出し、議論の収集がつかなくなるだけだからだ。

 

こんなときこそ、利害関係をもたず、第三者視点で公平な意見が言える、課題解決のプロの外部コンサルに相談すべきではないか。少なくとも定型業務プラスアルファの仕事しかしたことがない行政の人間、課題解決の素人たちだけで話し合うべき案件ではないのだ。

 

聞くと在校生の転校までもが検討の俎上に乗っているようだ。市は子供たちの人生、その親たちへの影響の大きさをちゃんとわかっているのだろうか。正しくわかっていれば、こんなにも安直に、市にとってだけ都合の良い選択肢を、澄まし顔で選べるはずがない。

 

そんなわけで、アンケートにはそのようなことを理路整然と書き殴りWEBにて提出した。自由な意見が書きづらい限定的なフォーマットだったが、なんとか質問項目に紐付け、伝えたい主張をまとめ上げた。

 

妻も自分視点で意見をまとめ、別途提出するようだ。アンケートごとき、小石を投げる程度の波紋しか起きないだろうが、何もやらないよりはマシだと思おう。