いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2021-10-19から1日間の記事一覧

ある男

平野啓一郎の『ある男』を読了した。 平野の作品を読むのはこれで2冊目だ。本作には長らく興味があり、文庫化を機に読んでみた。 読み始めてすぐに、安心して身を委ねられる文章だなと感じた。現代作家の中でもその文章力には定評がある。その安定感をまずは…