いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

好きな食べもの

娘には好きな食べ物がいくつかある。昨日はその上位3つが食卓に並んだ。

 

ひとつめは『コロッケ』だ。

 

お総菜を買うときなどによく食べさせていたのだが、今ではすっかり好きな食べ物になったようだ。

 

娘はまだロレツが回らないので、コロッケのことを「こっこいえ」と呼ぶ。

 

昨日は、朝目を覚ました娘の第一声が「こっこいえ」だった。

 

いつもなら「パン」と言うところなのだが、前日に食べたコロッケがそうとう美味しかったのであろう。

 

そんなこともあり、昨日の夕飯でもコロッケを食べさせた。買っておいた冷凍コロッケを油で揚げてみたのだ。私と妻も一緒になって食べてみたのだが、これがなんとも美味しかった。

 

ふたつめの好きなものは『えだまめ』だ。

 

最初から食卓に並べてしまうと、他のものを食べなくなるほどに好きなので、他の料理を食べ終わってから娘の前に出した。「おまめ」と娘は呼んでいる。

 

味ももちろん好きなのだろうが、皮からつるんと豆がでてくるところも気に入っているポイントらしい。

 

まだ自分の力だけでは豆を取り出せないが、私が途中まで押し出してあげると、嬉しそうに豆をつまみ上げ、口にいれる。

 

おもちゃ感覚で楽しくもあり、味も美味しくもありで、娘にとってはこれ以上ない食べ物なのだろう。昨日も嬉しそうにぱくぱくと食べていた。

 

のどに詰まらせないよう見守る必要はあるが、『えだまめ』も娘を喜ばせることができる鉄板の食べ物だ。

 

みっつめはデザートの『アイス』だ。

 

昨夜は、夕食とお風呂までをすませた状態で食卓に並べた。

 

MOWのバニラと抹茶のカップアイス。娘は私と一緒にバニラの方を食べた。

 

「アイスたべる?」というと、毎度のことながら娘は急に真面目な顔になり、いそいそと自分の椅子を食卓にセッティングしだす。

 

そしてものの数秒で椅子に着席すると、私がアイスをもってくるのを今か今かと待ちわびる表情を浮かべるのであった。

 

最近は、結婚式の引き出物でもらったアイス専用スプーンを使って食べている。たしかに普通のものよりも、カチカチのアイスへのスプーン通りが良いように感じられる。

 

「○○ちゃん」「ぱぱ」「○○ちゃん」「ぱぱ」・・・

 

娘の指示に従い、交互にアイスを食べさせていった。あまり食べ過ぎてお腹を壊させないよう、スプーンに乗せる量は私の方でうまくコントロールした。

 

娘はどれだけでも食べられそうだったが、しばらくするとカップの中のアイスはなくなった。

 

空になったカップを見せると、娘はやっと真面目な表情をとき、「○○ちゃん、あいすたべた!」と嬉しそうに報告をしてきた。

 

食べ終わるまでは、食べ損ねることがないように真剣だったのであろう。隣で妻が食べていた抹茶アイスのことも狙っていたが、さすがにそれは食べさせられないので、なんとか娘の気をそらせ、椅子から降ろした。

 

『コロッケ』『えだまめ』『アイス』。昨日は娘にとってフルコースだったに違いない。

 

娘は基本的に小食だが、食べるバリエーションはここ最近多くなってきた。バランスも考えながら、妻がうまくやってくれている。自作のコロッケを食べさせられるよう、近々フライヤーも購入する予定だ。

 

娘にはいっぱい食べて、元気に育って欲しい。

 

そのために、好きな食べものを適宜使って、他のものも上手に食べさせていきたいなと思う。

 

そしていっぱい食べられときには、またご褒美でアイスを買ってあげよう。