いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

私の相棒:ポメラDM200

私は『ポメラDM200』という端末を使って文章を書いている。デジタルメモ、早い話が現代のワープロのようなものだ。

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できることは「文章を書く」それだけ。

 

その潔いコンセプトが一部の文章家やガジェット好きに支持され、根強い人気を誇っている。知る人ぞ知る端末だ。

 

大学時代は『ポメラDM10』という端末を使っていた。そのころから文章を書くのが好きだったので、いろんなところにポメラを持ち歩いては、気の向くままに文章を書いていた記憶がある。

 

そのDM10が壊れてからは、しばらくポメラから離れていた。しかし今年の3月、私はふいにまたポメラが使いたくなり、その時点での最新モデル『ポメラDM200』を購入するに至った。

 

安くはない買い物なので、買うまでの数ヶ月間はけっこう悩んでいた。果たして今買って本当に使うのかと。

 

しかし、結果的には買って正解だっただろう。現に今では毎日ポメラで文章を書いている。

 

このDM200というのは、歴代ポメラシリーズにおいて最もスペックの高いモデルだ。「日本語変換」がPC並に高性能で、データ共有で「無線LAN対応」という、他のモデルにはない特徴をもっている。

 

私としては、マッドでシンプルな「デザイン」も好みであり、「キーボード」もしっくりと手に馴染む。鞄にすっとはいる「薄さ」も気に入っているし、ポメラファンの間では意見の分かれる「リチウムバッテリー仕様」のところにも利便性を感じている。(他モデルは乾電池仕様)

 

とにかく朝起きて、寝ぼけ眼のうちにポメラを開き、まっさらな画面に向かって文章を打ち始める瞬間が、私はたまらなく好きだ。

 

キーボードを叩いているだけで楽しくなるし、画面に並ぶ文章も、なんだか少しはマシなもののように思えてくる。(ポメラはフォントも素敵なのだ。)

 

毎朝、起きてから30分くらいで私は1記事分の文章をポメラで書く。そしてWi-Fi機能でスマホに転送。会社に行く準備を済ませ、通勤の電車内でできる限りの推敲を行い、記事をアップする。それが平日における私のブログ執筆の流れだ。

 

家の中で書くのだからPCでも事足りるのでは、というご意見はごもっともであろう。しかし一度ポメラを使うとなかなかPCには戻れなくなる。起動も早く、蓋をひらけばすぐに書き出すことができるのも、その要因のひとつだろう。

 

きっとポメラがなかったら、このようなブログも書こうとは思わなかったかもしれない。趣味で文章を書くのは週に一度ほど、そんな生活を続けていたことだろう。

 

ポメラがあるからこそ毎日書きたくなるし、書けば書くほど、ポメラのことが、書くことが好きになっていく。

 

そんないい循環をポメラが回してくれる。いつのまにか文章を毎日書くという習慣が自然と身につけてくるのだ。

 

さて、昨日はそんなポメラのソフトウェアアップデート作業をした。少しだけ手間がかかるので機会を窺っていたのだが、昨日やっと実施することができた。

 

軽微な変更なので、改善された箇所は正直なところ実感はできないが、またひとつポメラが最新化された思うと、愛おしさもひとしおだ。

 

これからもこの相棒と共に、たくさんの文章を書いていきたいと思っている。

 

できる限り長く付き合えるよう、大切に使っていきたい。