いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

おうち、かえらない

昨日、今日と会社を休んだ。

 

祝日とくっつけ年休をとり、4連休にしていたのだ。しかし、妻が体調を崩す事態となった為、家の近所でゆったりと過ごしていた。

 

広場でシャボン玉をしたり、キッズルームで遊んだり、公園ですべり台をしたり、100円ショップを散策したり。娘の赴くまま、ささやかな休日を満喫した。

 

娘はまだまだ遊びたがっていたが、そろそろ昼寝をさせる時間になったので家に帰ろうと提案した。しかし、娘は断固として従おうとしない。

 

「おうち、かえらない!」

 

眠気もあるので娘も不安定になっている。私が抱っこして連れて帰ろうとすると、大声で泣きだしてしまった。狭い店の中だったので、周りからの視線が刺さる。

 

なんとか外へと連れ出したが、相変わらず泣き叫び、腕の中で暴れていた。私は諭すように娘に言葉をかけながら、どうにかこうにか家へと連れて帰った。

 

家にまで着くと娘は機嫌を直してくれた。布団で横になる妻に歩み寄り、気遣いの言葉をかける。その後、手を洗いうがいを済ませ、昨日買ったお菓子を食べ始めた。

 

そして半分くらいまでお菓子を食べた頃、娘は机の上で寝てしまった。抱っこしてベッドに運ぶが、降ろそうとするとふにゃふにゃと泣いてしまう。

 

仕方ないので、抱っこしてソファに座った。今も私の胸の中で可愛い寝息を立てている。(たまに寝言も)

 

お家もいいものでしょ?娘にそう言いたいけれど、きっと起きたら、スッキリした顔でこう言うに決まってる。

 

「ぱぱ、おそと、いこ!」

 

さて、明日はちゃんと泣かずに帰ってくれるかな。