いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

昼寝、それは至福のひととき

現在、娘が昼寝をしている。

 

妻も一緒だ。私も先程まではその隣に並び、おそらくは豪快なまでのイビキをかいていた。

 

午前中は、妻と娘と一緒に「つかまえたごっこ」をして遊んでいた。1人が逃げ、残り2人がそれを追いかける。そして捕まえたならば、身体をむしゃむしゃと食べちゃう(ふりをする)、という少しばかりサイコな遊びだ。

 

逃げる役を交代しながら何度か遊んだ。しかしそれなりに疲れるので、途中から私と妻がギブアップした。そんなだらしない私たちに、娘は当然ながら憤慨した。

 

しまいには娘が癇癪を起こし、涙を流しながらにわめきはじめた。昼寝をさせた方がいい時の兆候である。無自覚な眠気のせいで、不機嫌になってしまっているのだ。

 

私たちは彼女をなだめながら、一緒にベッドで横になった。当然、まだまだ遊びたい娘は更にわめいて抵抗する。しかしそんな状態で遊んだら後が苦しくなるだけだ。一度すっきりさせてから、また遊んだ方がよい。

 

最後は妻が抱っこで落ち着かせ、眠りにつかせた。そして先ほどまで、川の字で昼寝をしていたわけである。

 

それにしても昼寝とは、なんとも気持ちの良いものだ。昼寝タイムを導入する会社もあるくらい、人間のメカニズム的にも合理的だと、どこかで聞いた記憶がある。

 

そういう意味だと、子供の生活サイクルはよく出来ているように思う。親もそれにあわせて、毎日小1時間くらいは昼寝をすべきなのだ。その方がすっきりして、午後からの生産性も上がるというものだろう。

 

ふと時計を見上げる。それにしても、今日の昼寝は少し長い。そろそろふたりを起こして、外に出かけよう。