いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

バチェラー3に救われた話

昨日は会社を抜けて友人とランチを食べた。

 

彼が転職して以来、毎週続けている習慣だ。週に一度、会社以外の人と会話できる機会があるのはとても有難いことだ。もともと仲の良い同期だったので、気の置けない会話が楽しめる。

 

しかし昨日においては二人とも鬱々とした気持ちを抱えていた。三連休明けにテンションをあげろという方が無理な話だろう。しかも私は午前中からTOEIC試験に打ちのめされ、友人の方はランチ後に控えるグループミーティングに戦々恐々としていた。

 

私たちは定食を食べながらポツリポツリと会話をした。しかしそれでも気持ちが乗ってこない。お互いに愚痴を言い合い、建設的な会話は皆無だった。まぁ、それはそれで癒やしにはなるのだが、なんだか週に一度の機会を無駄にしているような気持ちにもなった。

 

しかし終盤、ある話をきっかけに会話に花が咲く。先日Amazonプライムで配信がはじまったリアル婚活サバイバル番組『バチェラー3』の話だ。

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なんでも彼はそれを見るためにAmazonプライム会員になったほど好きらしい。現在3話まで配信されているので、それについての感想や所見を言い合った。

 

お互い夫婦で一緒に観ていることがわかったのだが、それぞれに見る観点、勝ち上がる人の予想が異なることが面白いなと思った。気づけば二人とも大笑いをし、憂鬱な気持ちはどこかに飛んでいっていた。

 

「今日のランチはバチェラーに救われたな」

 

そんなことを言い合いながら友人とビルの前で別れた。現に午後からの仕事にはエンジンがかかり、気持ちが沈む週明け初日に、なかなかのアウトプットを出すことができた。きっと友人もそうだったのではないだろうか。

 

毎週金曜に『バチェラー』の配信があるので、これからしばらくはその会話を楽しめるだろう。番組に対して感想を言い合うなんてなんだか高校生みたいだが、その懐かしい感じも含めて、とても楽しくて癒やされるのだ。