いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ものは言いよう

この世の中、ものは言いようだ。

 

短所も裏返せば長所となり、欠点も見方によっては美点となる。失敗は成功の元、トラブルは冒険の始まりだ。

 

昨日ネットの記事を読んでいて、改めてそんなことを考えさせられた。というのも、その記事の中で、日本のことが「課題先進国」として表現されていたのである。

 

これまでにも何度か目にしたことのある表現だったが、改めて「うまいこと言うな」と思わされた。確かに、日本は他の国々と比べても社会問題が顕在化するスピードが早い。少子高齢化の問題がその最たる例であろう。

 

ただビジネスではそれをチャンスと捉えることができる。なぜならその課題に対するソリューションをいち早く生み出すことができれば、以降他の国で同じ課題が生じた際に、そのノウハウを売ることができるからだ。

 

つまりは他の国より先に課題が発生している日本にいるからこそ、それに対する解決策の検討にどこよりも早く着手することができ、それによって、後生における国際的なアドバンテージを得ることができるというわけだ。

 

「ポジティブな考え方やなぁ」と半ば呆れる思いを抱きつつも、その前向きで戦略的なものの見方に、私は素直に感心させられてしまった。経営者の考え方は面白い。

 

当然のことだけど、ペーペーの私は、まだ一切の経営的な視点を持ち合わせていない。でもだからこそ、その分『成長の伸びしろ』があるとも言えるのだった。

 

ものは言いようだけど、そう思うと少しワクワクした。