いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

なかなか身につかない英語力

去年買った英単語帳をとりあえず読み通した。

 

会社での昼休みを使い、ちょこちょこと勉強していたのだ。TOEICで600点をとるための対策本であるが、1周を終えてみて、英語力が上がった感覚は皆無である。

 

まずは知ってる単語を増やし、英文を読む習慣を身につけようとはじめた学習だったが、手応えはいまいちだ。とりあえずは2周目に入り、覚えていない単語を中心に復習をしていくつもりだが、成果は果たして。


会社では四半期ごとにTOEICが会社持ち費用で受けられるので、次も申し込み済みだ。試験は2月末。点数が向上していなければ、別の学習に切り替えようと思う。

 

ただ、英語力を別にすれば、英単語に触れることは発見が多い。普段なにげなく使っているカタカナ語の語源や、よく使われる単語がまったく別の意味も持っていることを知れたりするので、そういった意味では面白い。

 

こんなこともあった。同じ「戦略」という言葉でも、英語で書く上では「strategy」と「tactics」があって、後者の意味合いは日本語でいうところの「戦術」に近い。

 

私は仕事において、戦略的思考が長所のひとつであると自負していたのだが、よくよく考えてみればそれは「tactics」の方だったのだと、ふと気づかされた。

 

つまりは、目の前の局面を手際よく打破するための戦略立てには優れているが、会社経営等に必要となってくる長期的な戦略思考を持っているわけではないのである。

 

そのように考えると、私にはまだまだ成長する上での課題があるし、そのぶん伸び代があるなと嬉しくなった。

 

とまぁこんなふうに、英語を勉強しているうちに、いつのまにか別のことに頭を巡らせてしまうため、本来の目的である英語力はいっこうに身につかないのであった。

 

まったく、自称「戦略家」が聞いて呆れる。