いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

休日出勤

今日は休日出勤をしている(今は昼休憩中)。

 

コロナに伴うリスク軽減対応の為だ。環境的にどうしても在宅勤務ができない現場メンバの為に、別ビルにゼロから職場を構築してあげている(ロケ分散)。

 

最近ではほぼ毎日、コロナの恐怖に怯えながらも外に出て、急ピッチで仕事を行っている。来週からそのロケの運用が開始されるため、最後の仕上げの段階である。

 

命の危険やプレッシャー、なにより家族へウイルスを持ち帰らないかに気を病み、日々ストレスが半端ではないのだが、その状況下でふいに人の優しさに触れると、泣きたいほどに感動してしまう。

 

昨日も不足していた端末を別の組織から分けてもらえることになり、それを受け取りに行ったときのこと。対応してくださった課長が親切にも、搬送するタクシーまでの荷物運びを手伝ってくれた。

 

タクシーの運転手も、到着先で荷物を台車に積むのを手伝ってくれた。また、そのビルでひとり作業をしていると、他の担当の若手メンバが数人来てくれて、来週予定している作業の事前準備を率先して手伝ってくれた。

 

今日だってそうだ。電話の設定工事だが、本来は来週末だった工事日を、無理を聞いて今日へと前倒してくれた。突貫工事のため、細かい部分はその場で決めるといった不十分な準備状況の中で、業者の方々はとても親切に対応してくださっている。

 

こんなときに受ける人からの親切は本当に心に響く。

 

最近ではこの対応のせいで、上司からは「早くしろ」、現場メンバからは「あれが無いこれが無い」と、感謝や労いの言葉はおろか、非難めいた言葉ばかりを浴びせられているので尚更だ。

 

こっちは命を張って、本来は半年くらいかけてやる工程を、わずか1ヶ月程でやってのけているというのに。

 

いつか平穏を取り戻したとき、あの時は大変だったけど頑張ったなあと、自らで振り返れることを願っている。

 

そのためにも、絶対にコロナには感染してはならない。引き続き、細心の注意を払って対応を完遂させたい。