いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

川原でアウトドア

久しぶりに友人達とアウトドアで遊んできた。

 

家族ぐるみで定期的に遊んでいたメンバだが、自粛期間があったせいで今回が“今年初”となる集まりだった。

 

訪れたのは摂津峡公園。駅から離れた山あいにある知る人ぞ知る自然公園だ。ペーパードライバーと妊婦で構成される我が家は、電車とタクシーにて現地に向かった。

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参加したのは5家族17人だった。それぞれ子供が増えるのでどんどん人数が多くなる。今回もリーダ格の友人が穴場スポットを見つけ、この企画を立ち上げてくれた。

 

川原に到着すると男どもでキャンプ道具を運んだ。穴場と言うだけあって道中は細い道を通ったが、拠点を置いたところは適度に開けていて気持ちよかった。

 

残念ながら前日の雨で川の水位が上がり、いつもの理想型ではなかったようだが、それでも川遊びができる好位置にテントやタープを張った。椅子やテーブルを並べ、その上に各自で買ってきたオードブル等を並べていく。

 

大自然のど真ん中にいるような感覚だった。滝の落ちる水音とそこからのマイナスイオンを全身で感じていた。水面はゴツゴツとした岩底により不揃いな光を放っており、足を沈めると日照りの肌を優しく冷やしてくれた。

 

歩ける子供たちとその男親は、水着や濡れてもよい格好に着替えた。私もそうだ。娘も意気揚々と川へと向かっていく。浅瀬に留まらせるのに苦労したほどだった。

 

子ども達は次第に大人達とも打ち解けていく。うちの娘も私の友人達にそれぞれ可愛がられ、そのうち自分の方から話しかけるようになった。中でもノリの良い友人が大のお気に入りとなったようで、水鉄砲でちょっかいを出したり、遊ぼう遊ぼうとひっついて追い回していた。

 

私も久々の大自然に心が躍っていた。サワガニを掴まえ、ホタルを見つけ、オニヤンマを観察し、カエルを追いかけた。娘とも川の浅瀬に一緒になって足をつけ、持ってきた水鉄砲で打ち合いをして遊んでいた。

 

妻はそんな我々を眺めながら、他の奥さん達と楽しそうに話していた。妊婦なので基本日陰に座りっぱなしとなっていたが、たくさん話せ、たくさん食べ、大自然も感じられたので、とても楽しかったと後で語ってくれた。


あっという間に時間は過ぎ、記念写真をとった後に解散となった。娘は帰宅中、その日二度目となる昼寝に落ちていた。家に辿り着くと、どっと疲れが襲ってきた。

 

もちろん嫌な疲れではない。休日を満喫できたとき特有の、充足感と共に込み上げてくる心地よい疲労感だ。