いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

昇進

今日から私は新しい職場に着任する。そして昇進だ。

 

呼び方は違うが、いわゆる本社係長という役職がついた。我が社における管理者になる直前の役職である。

 

昨年末に昇格し、本来この四月に異動の予定だったが、組織見直しやコロナのせいで、今月まで延期された。

 

一応は部下も持つことになる。ポジションも、我が社における総本山とも言える部署の企画部門だ。責任重大、忙しさも満載が予想されている。ただそのぶん変な人も少なそうなので、その面は苦労が少ないかもしれない。

 

引き継ぎの際、座席表も見せてもらったが心躍った。いわゆる並び席の上座で、課長らと同列の席だったのだ。直属の課長の背面、その上の部長の目の前の席だった。

 

もちろん気負う気持ちもあるのだが、まずはいち早く一人前に仕事ができるようにならねばと思っている。初めての仕事においてはそれが何より先決だ。

 

そのあと余裕がでてきたら、部下やチーム全体を見渡すことに手をつけていきたい。部下に対する姿勢については、前職で後輩社員たちと多く接する機会があったので、そのときから大きく変えるつもりはない。とにかく、信頼だけは失わないよう心がけたいと思っている。

 

この職場では最短でも三年間在籍することが決まっている。そのため今年度はまずは仕事を覚え、来年度以降、大いに活躍できるよう焦らずに頑張りたいと思う。

 

またこの三年間は管理者の道を選ぶかどうか、を見極める最後の三年とも位置づけている。今のランクは我が社においては分岐点と言われるランクで、先輩の中には敢えてこのランクで留まる選択をしている人もいるのだ。

 

管理者という茨の道を選ばずたって、このランクまでくれば家族を養うのに十分な収入は確保できるからだ。今のところ私はまだまだ上を目指すつもりでいるのだが、それもこの三年間で改めて見極めるつもりでいる。

 

そんなわけで今日から我がサラリーマン人生も新章突入となった。まずは今日一日、そして一週間、頑張ろう。