いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

踊る大捜査線を観返す

踊る大捜査線の映画を全て観返してしまった。

 

Amazonプライムで見つけて何気なく観始めた。最初は3作だけだと思っていたが、FINALも入れると4作あった。どれもぼんやりと記憶があったので、過去に観たことがあるのは確かだろう。

 

このシリーズはいつでも気軽に観れて、感想が「あー楽しかった」以外に残らないというのが凄い。良い意味でも悪い意味でもテレビドラマの劇場版であり、それ以上でも以下でもない。

 

でも改めて連続して観てみると、ストーリーの繋がりや人間関係がよりわかって面白かった。メンバの変遷や、それぞれの立場の変化等、細部においても気付くことが多かった。

 

会社で昇進を続けている今の立場では、私はまだキャリア組の室井さんの目線でこのドラマを観てしまう。彼が出世をするたびに嬉しくなるし、くだらない社内政治に翻弄されるたびに、将来の自分への教訓として捉えてしまう。

 

現場組とキャリア組、どちらの立場でも異なる苦労や葛藤があり、それぞれに大変だということがこのドラマでは何度も描かれる。責任を取らされるキャリア組、最前線で身体を張る現場組、どちらも楽ではないだろう。

 

また係長になった青島が、急に雑務が増えて苦労する姿は今の自分と重なった。立場が変われば仕事も変わる。特に昇進すると雑多な管理作業も増え、今まで通りとはいかないのだ。

 

そんなふうに、なんだかんだ楽しく観返すことができた。最近はひとりなので映画ばかり観てしまう。軽快なエンタメ系を観た反動で、次は深みと内容のある作品が観たくなるのであった。