いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ひとりで働く

皆が働いていないときにひとり働く。

 

通常であればとても嫌に思うだろう。もちろん、お盆期間であってもサービス業等の方々は関係なく働いている。ここではあくまで「自分の会社の皆」ということを言っている。

 

私は夏期休暇を9月に取る。それゆえお盆期間である今週も、私はひとりあくせく働いている。

 

ただ、8月に異動したばかりというこのタイミングにおいては、ひとりで落ち着いて働けるこの期間が本当にありがたい。業務理解のためにじっくりと時間も使えるし、来週以降に向けた準備も周到にできるからだ。

 

シーズン狭間のバケーション期間に、外国人選手らが遊びに出かけている中、ひとり粛々と体力作りに励む侍アスリート達のようだ。私もこの期間を使って古株メンバとの差をなんとか縮めたいと思っている。

 

それに今は在宅勤務ができるからとてもよい。誰もいないオフィスに行っても全く意味がないからだ。移動時間もなく、暑い外気にも触れず、家の中だけでもくもくとバットが振れるというのは本当にありがたいのだった。

 

先週末に立てた日割りの実行計画に沿って業務を遂行しているが、今のところは計画通りに進んでいる。通常であれば慌ただしい中で実施しなければならない作業も、落ち着いた状況で、ひとつひとつのデータや立て付けの理解も進めながら、着実に作業を行うことができている。

 

またいつもならなかなか時間がつくれない抽象的な課題、例えば「このリモート環境の中でどのように部下と円滑な連携をとるのか」といったような課題に対しても、考える時間を設けることができるのだった。

 

自分の性格的に、仕事を覚えていないうちは休みをとってもソワソワしてしまう。このタイミングでひとりだけで業務ができるなんて最高だ。9月には気持ちよく夏期休暇をとりたい。