いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

合い挽き肉

最近は合い挽き肉にはまっている。

 

スーパーのお肉コーナーに行くと、それを手に取ってカゴに入れる。それまでは牛や豚のこまぎれ肉ばかりを買っていたのだが、このところは牛と豚の合い挽き肉がレギュラーとなった。

 

合い挽き肉は調理がしやすく、安くて美味い。調理といってもフライパンで火を通し、塩こしょうをまぶすだけなのだけれど。

 

私はそれを肉汁ごと縁のある丸皿に移し、その上に生卵を落とす。大きなスプーンでぐちゃぐちゃにかき混ぜ、山盛りにすくって食べるのだ。

 

なんともファンキーで、子供には食べさせられないなあ、なんて思うのだが、別に私はこれ以上身体を大きくするつもりもないので、ひとり暮らしの今はそのような料理ばかりを食べている。

 

合い挽き肉が気になりだしたのは、前に妻がそぼろ系の料理をつくってくれたときのことだ。それまで私の中での合い挽き肉は、ハンバーグをつくる材料というイメージしかなかった。

 

店で売っている見た目も、なんだか調理がとても難解そうに見える。まさかあのような網目状の固まりが、フライパンに落として適当にかき混ぜただけで、小さな肉のつぶつぶになるとは、想像だにしていなかった。

 

肉のストックが切れたのでまたスーパーに行かねば。別調合の合い挽きも買ってみようかな。