いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

息子、誕生!

さきほど息子が無事に産まれた。

 

計画では今日から妻が入院する予定だったが、昨夜時点で破水をしてしまい、緊急で手術をする運びとなったのだ。もともと帝王切開をすることは決まっていたものの、一日前になったことでドタバタでの出産となった。

 

コロナ状況下なので私は病院へはもちろん、実家のある九州へも行けていない。そのため連絡をもらった深夜から朝方まで、スマホを顔のそばにおいて、ベッドの上でただただソワソワとしていた。何もできないが、寝るに寝られない。

 

でも母子ともに健康で出産を終えてくれたので、それ以上は何も望まない。病院に付き添ったお義母さんは10分間だけ赤ちゃんとの面会ができたようで、写真や動画をたくさん送ってくれた。

 

それを見て、初めて実感がこみ上がってきた。小さなベッドの上にちょこんと横になっている我が息子。眩しそうに目をこすり、あくびをしては微かな声をもらしていた。まるで子犬のような、高音が甘くくぐもった可愛らしい声だ。

 

余裕を漂わせる表情には早くも頼もしさを感じた。やはり娘のときとは違うようだ。男親の立場から見つめる己の眼差しも、娘のときのそれとは違って思える。立派な男に育てなければ。そんな使命感が自然と湧いてくるのであった。

 

実際に息子を抱っこできるのは来月末だろう。コロナ状況を鑑み、面会は妻たちが大阪に帰るときまで先延ばしすることに決めていた。でもいい。無事に産まれたから、それでもいい!

 

妻とも短いが電話もできた。また体力が回復したら、たっぷりと話を聞かせてもらおう。

 

今日からうちは4人家族。うん、仕事頑張ろう。