いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

横浜流星

横浜流星が出ているバラエティを見ていた。

f:id:pto6:20201027234625j:image

妻がイケメンを見ると癒されるというからだ。確かに綺麗な顔だなと思い、娘に聞いてみた。

 

「この人、パパに似てない?」

 

歌を歌っていた娘は、その瞬間ぴたっと歌を止めた。そして数秒後、何事もなかったかのように歌を再開した。絵に描いたようなシカトだ。

 

私は間が悪かったなと反省し、彼女が歌い終わるのを辛抱強く待った。聴き終わると再び娘に問う。すると娘は「ちがーう」と即答する。

 

「だって、おめめがちがうもん」

 

妻は爆笑。確かにそこが私と彼とで最も異なる部分かもしれない。「ほ、他のところは?」

 

「おしゃべりもちがうし」

 

確かに声や話し方も違う。娘の指摘はどれも正しかった。うつむく私と笑い続ける妻。そこで私は、最も重要な質問を娘に投げかけてみた。「じゃあ、この人とパパ、どっちが好き?」

 

「こっちー!」。私に抱きついてくる娘。

 

あぁ、横浜流星じゃなくて、本当に良かった。