いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

準課長向け研修

昨日は会社の研修に参加した。

 

次に課長を目指す職位にある者を対象とした研修だ。こんなご時世なので初となるリモート開催。そのため自宅の寝室に篭って参加した。

 

申し訳程度のオリエンテーションが終わると、さっそく課題が与えられた。架空会社の課長という立場で、組織改革の提案書をまとめる課題だ。締切は午前中。さらに途中で順番に声がかかり、仮想の部下との説得面談が行われる。

 

私は表示された課題資料を熟読した。2つ前の職位に上がる際にも似たような研修を受けたが、設定上の立場が上がり、解決しなければならない課題もセンシティブな内容になっていた。

 

資料一式を読み終えたところで、説得面談の順番がきた。すぐに面談用の設定シートが表示され、それを読み始める。自分の所属、面談する部下の設定、上司からの指示等を確認し、10分間の面談計画を作成する。時間になると画面が繋がり、部下役の研修講師の映像が映る。

 

面談はさらりと終わった。前回やった時にはもう少しぎこちなかった印象だったが、実際に部下ができた今では、前よりも自然に振る舞えた。うまく説得しきれたわけではないが、前向きな着地ができたのではないかと思った。

 

面談が終わると再び提案書作成に戻った。残り時間も見つつ、手をつけられる項目から急ぎ埋めていく。作成しながら「管理者になったらこんなこと考えなきゃいけないのか、めんどくさっ」と思わされた。正午過ぎに報告書を提出。

 

昼休憩をはさみ、今度は課長になるまでの残り2年間での能力開発計画を作らされた。その間で、提出した提案書に関するヒアリングが順番に挟まれる。ヒアリングでは質問に対して素直に回答していった。項目から逸れた質問もあり、能力を測定されているという印象を受けた。

 

その後夕方まで同じ計画策定を続け、最後に個人ごとのフィードバックがあった。自身の強みと弱みの能力が講師から伝えられるのだが、自身で弱みだと思っていた項目が強みであると言われた。デジャヴだ。確か前の研修の際もそうであった。私は自己分析ができていないのかも。

 

研修が終わるとぐったりと疲れた。が、数年前までなら課長試験の直前に受けさせられた研修だったので、この早いタイミングで受けさせられるよう変更されてよかった。現時点での能力把握という意味合いが強まる為、対策勉強もしなくて済む。不足する能力が今時点でわかれば、課長になるまでに意識して改善も可能だ。

 

それにしても、管理者の仕事はつくづく面倒なものだと思わされた一日だった。なるかどうかも含め、この1年くらいで肚をきめなければ。