いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

続きは明日に

昨日は珍しく休日勤務だった。

 

とはいえ計画的なもので、既に代休もとってある。後輩が行う作業のヘルプとしてその半分を請け負った。在宅にて、夕方前には完了した。

 

早めに仕事を切り上げパソコンを切ると、待ちわびていた娘に声を掛けた。すると娘は惰性で眺めていたテレビをすぐに消して、「じゃ、あそぼうよ!」と嬉しそうに目を見開いた。

 

仕事終わりで気分のよかった私は、娘に求められるがままに遊び相手となった。娘は女の子なのにスーパーヒーローごっこが大好きだ。このときも自然とその流れになり、戦闘態勢をとった娘となんども対峙することとなった。

 

たしかに最近では女の子もヒーローとして戦っている。娘が好きでよくYouTubeでみているアメリカの子供向けアニメも、女の子がグループの中心に据えられている。女の子らしい可愛らしさも残しながらに戦うからよいのであろう。

 

そんなことを考えながら、娘との戦闘を繰り返した。娘には水筒のお茶を飲むたびパワーアップする設定を伝えた。少し風邪気味だったので水分を摂らせたかったのだ。すると娘はダメージを受けるたびに給水にいった。そのたび強靱な力を手にいれ、還ってきたのであった。

 

久しぶりに娘と思いっきり遊んだ気がした。平日は在宅とはいえ仕事終わりは遅いし、休日もなんだかんだで色々とやることがあるからだ。半分仕事があってどこにもいかず、妻と息子が寝室で昼寝をしていたこのシチュエーションだったからこそ、こんなに遊べたのだと思う。

 

とはいえ、娘は遊べば遊ぶだけ遊びたくなる子なので、寝る直前までもっと遊ぼうと私にせがんできた。「明日は仕事が休みだから」私はそういって彼女をなんとか寝かしつけた。

 

その明日が今日である。さて、パパの心構えはできているぞ。娘が目覚めると、今日が始まる。