いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

前向きな子どもたち

仕事で精神が荒んでいる。

 

そんな中、子供たちの存在が私の癒しになっている。娘と息子、それぞれがそれぞれのやり方で、ささくれた私の心に潤いを与えてくれる。

 

天真爛漫な娘はその明るさで私を励ましてくれる。ついにオムツを卒業した娘は、そこでさらに自信を深めたのか、次はスイミングスクールで水泳をマスターするんだと宣言した。

 

初めてプールに行った時はもう行きたくない、と言っていたのだが、自分の中でクリアしなければならない課題として覚えていたのだろう。

 

そんふうに、自分のできることをひとつひとつ増やしていこうという前向きな姿勢に、逃げ腰になっていた私はとても感化された。しかも娘はそれを楽しそうに語るのだ。自分も見習って前向きに取り込んでいかなければならない。

 

一方、息子は静かに私を癒してくれる。ここのところ『かまってくん』になっている彼は、私が彼のそばに寄っていくだけでニコニコと微笑んでくれる。思わず抱き上げると、キャキャっと声を上げて笑う。

 

ただ抱っこしただけでそこまで喜んでくれる息子を見て、彼もとても前向きだなあと思わされた。ささやかなことで幸せを感じられる人は素敵だ。私もそうでありたいと常々思っている。

 

そのような愛らしい子供たちに支えられ、私は今日も会社に向かうことができる。仕事では引き続き大きな壁にぶつかっているのだが、前のめりに立ち向かっていく他に方法はないのだ。