いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

お食い初め

息子が生後100日となった。

 

そんなわけでお家でお食い初め。娘のときは妻が手作りで料理したが、今回は近くの料亭に頼むことにした。その代わり部屋の飾り付けや衣装など妻は息子のために準備を頑張っていた。

 

御膳の前でひととおり写真を撮る。私が息子を抱っこして椅子に座り、歯固めの石と息子の口にちょんちょんと箸で触れる。丈夫な歯が生えてきますように。娘は妻から事前に教わっていたらしく、その意味合いを私に教えてくれた。

 

息子をひとまずバウンサーを戻すと、お腹が空いていた娘を先頭にご飯を食べ始めた。御膳は冷めていたがとても美味しく、主役の息子に申し訳なく思いながらも、妻と娘とあっという間に食べ終わった。丈夫な歯を既に持っている者たちの特権なのかもしれない。

 

その後はバウンサーに身を預ける息子の周りに集まって、家族写真を撮った。自身のカメラ写りを気にする妻のいうがままに何度も笑顔を作ったが、妻の笑顔がバッチリ決まる頃には娘は集中力を欠き、なんとも上手くいかなかった。

 

息子を着替えさせるとその場はお開きとなった。主役の息子は終始お利口で、自分の出番が終わるとぐずることもなく静かに昼寝をはじめた。彼も生まれて100日か。早いようなそうでもないような。でも確実に大きくなっている。

 

まるまるとした顔をさらにふくらませ、スヤスヤと眠る愛らしい姿を眺めながら、あらためて、紫ピクミンに似てるなーと思った。

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それにしても騒々しい家の中でよく眠れるものだ。それは二人目の宿命なのかもしれない。娘に手を引かれ私達が皆してガチャガチャと踊っている最中にも、彼はスヤスヤと眠っていた。