いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

クリスマスパーティ自粛

クリスマスパーティが中止となった。

 

同期家族たちと前々から企画していたものだ。グループLINE上で奥さんたちが企画調整をしてくれ、来週末に友人マンションのパーティルームにて開催される予定であった。

 

中止の理由は、やっぱりコロナだ。大阪においては感染者が急増し、外出自粛要請も出た。それを受けての中止判断。不要不急。クリスマスパーティは当然それに当てはまるだろう。

 

誰もが楽しみな様に振舞いながらも、頭の中にはコロナへの不安と迷いがあったろう。しかしLINEグループでは楽しい会話に花が咲き、誰もが水を差す言葉を飲み込んでいる状況だった。

 

そんな中、一石を投じてくれたのは会場を借りてくれる友人だった。その言い方もうまく、会場の方が明日以降キャンセル料がかかるから、今一度世間の状況も踏まえた上での皆の意見を聞きたい、と柔らかく言い出してくれたのだ。

 

その勇気ある投稿に対し、一早く反応しなければと思った。私は言い出しづらいことを言ってくれたことに感謝をしつつ、心配事をいくつか付け加えた上で彼の投げかけに同調を示した。

 

すると皆もキッカケを待っていたのだろう。今回の発案者を妻にもつ友人が、潔く中止しようと決断してくれた。すぐにもう一人も賛同し、発案してくれた奥さんも「また別の形で」と明るく締めくくってくれた。

 

私はその理想的な流れに、言うべき人が、言うべき順番で、然るべく発言をし、決定へとスムーズに導けたその展開に、我が友人たち家族をとても誇らしく思えたのだった。

 

それにしてもコロナがニクイ。不要不急とはいえ、今年のクリスマスは一生に一度しかないのだ。小さな子供たちにとっても大切な思い出になったかもしれないのに・・仕方ないけれど。