いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

休日の尊さ

現実に戻されるのはこんなにも早いものか。

 

二日間働いただけで、すっかり地上へと引き戻されてしまった。仕事始め初日、戦々恐々としながら溜まったメールBOXを開くと、年末よりも更に状況が悪化していることを知らされる。

 

どうやら私が一足早く連休に入った翌日のクリスマスに、社長が業界の政治的背景から緊急オーダーを出したらしい。そこで求められているレベルは凄まじく、部長以下がてんやわんやとなっている様子がメールだけでも窺い知れた。

 

年末の状況からのスタートですら気が重かったのに、更に大ごとに発展していて絶望感を抱いた。ただあまりのビッグオーダーに、課長以上の面々が矢面に立って対応しているようだった。とりあえずは様子見をして過ごした。

 

そんなわけで、なんとか二日間を乗り切り、三連休へと入ることができた。当初は冬休みの延長戦のような気持ちで過ごせるかな、と想像していたのだが、一度現実に戻ってからの休日は、冬休みの心持ちとはまったく異なっていた。

 

厳しい平日のタイムブレイク期間、いわば次の週へと臨むための“息継ぎ”時間といった感覚だ。

 

ただその分、休日の尊さは冬休み以上に感じるのであった。大きく息を吸い込みたいと思う。