いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

終電ダッシュ

社長から超ド級のトップオーダーが下った。

 

お陰で昨日は急遽遅くまで残業となり、終電に駆け込む事態となった。今日も年休を取る予定が取りやめになり、出社を余儀なくされた。

 

巻き込まれたのは大変だったが、上司の窮地を助ける立場で参戦できるので、心的負担はそこまで大きくない。それどころか、以前苦しんでなんとか形にしていた私の分析が活用され、思いのほかそのときに得た経験が重宝された。

 

なんだか今の職場で、初めて自分ならではの価値を発揮できたかもしれない。仕事したな、役に立てたな、という実感が久しぶりにもてた。

 

今日は出社したもう一人の先輩も巻き込まれ、この時間まで仕事してきた。先輩の仕事が早く、帰るタイミングを作ってくれたおかげで、なんとか昨日よりは早く退社することができた。

 

上司達は今夜もまだ残るようだ。管理者は大変だ。改めて『逃げられない立場』を実感した。

 

一日限定とかならまだ乗り切れるが、これが連日続くとかなり堪える。ただこの件はまだしばらく尾を引くらしく、来週以降の状況も未だにうまく想像ができない。想像すらしたくない。

 

だからこそ、束の間の休息だと思い、この週末は思いっきり休もう。そういえば、昨日は家に帰ってから全く子供たちと触れ合えなかった。

 

それもあって今朝、娘が目を覚ますと、寝ぼけたままに這いずり寄ってきて、私の頬にキスをした。何かをむにゃむにゃと呟いた彼女は、その後また眠ってしまった。キスで目覚めたのは生まれて初めてだ。お陰で目覚めは抜群だった。