いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

まろやかな後味を残して

ハーゲンダッツを食べながら今日を振り返る。

 

真っ先に子供たちの笑顔が浮かぶ。娘と息子、そして同期の子供たちのだ。今朝唐突に連絡が入り、近所の緑地公園で集まることになった。

 

遊具エリアの近くにシートを敷き、テントを張って拠点を作った。子供は全部で五人。最年長は四歳で娘ともうひとりの男の子、最年少はゼロ歳の息子だ。ママたちはシートでお喋りし、パパたちが遊び回る子供たちを追いかけた。

 

思い出していると、日焼けした頬が火照ってくる。今日は本当に心地のよい快晴だったのだ。

 

同期たちとも近況を共有し合った。私も仕事で打ちのめされている現状を吐露した。彼らと話し、冗談を言い合い、笑い合っているうちに、心がだいぶ軽くなっていった。

 

池で泳ぐヌートリアの親子を観察したり、子供たちを前後に乗せて自転車で園内を走ったり。キラキラと流れる自然の風景と共に、眩しい情景が瑞々しくよみがえってくる。

 

早くも今日一日のことが、『楽しい思い出』のボックスに大切に収納されたのを感じられた。食べているアイスと同様、それはまろやかな後味を残して、颯爽と喉元を通り過ぎていった。

 

今日からはじまった四連休。本当に良いスタートが切れた。さあ、明日もお出かけをしよう。