いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

一難去ってまた一難

ここ二ヶ月で取り組んでいた仕事が完了した。

 

ハラハラドキドキの連続だったが、大きなしくじりもなく、なんとか大仕事を完遂することができた。プラスアルファの仕事だったので、これでやっと本来業務に戻れる。私は当然ながらそう思っていた。

 

しかし、タイミングを合わせたかのように、別の大仕事が降りかかってきた。時期が被らなくてよかったとは思うものの、少しくらいはホッとできる暇をくれよと、嘆き節を抑えることができない。

 

ただでさえ、年間で一番忙しい時期なのだ。本来業務だけでもテンヤワンヤ。それにプラスアルファなんてどうやればよいのか。計画通りに物事が片付かないストレスに、ここしばらく苛まれている。

 

ただ同じ担当のメンバも、それぞれに厄介なプラスアルファを抱えている。そういう部署なのだ。飛び込みのプラスアルファも含めて、デフォルトだと思っていなければならないのだろう。

 

こんな苦しい生活が最短でもまだ二年半は続くのか。先のことを考えてしまうと気持ちが沈むことばかりだ。それでも私は逃げることができない。

 

それが家族を持つ者の『弱み』でもあり、一方で、自分を奮い立たせてくれる『支え』でもあるのだ。

 

このところ在宅勤務をしない日は、朝家を出る時に毎回娘が泣いてしまう。「いかないで」と泣き、「はやくかえってきて」と泣く。今朝もそんなお見送りを受けたのだが、帰りはこの時間だ。きっと家に帰ると娘はもう寝ているのだろう。

 

それでもまた明日も仕事に立ち向かわせてくれるのは、彼女らの存在があるからだ。先に向けすぎた照準を元に戻し、目の前の週末だけをただ見つめる。