いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

一年前と一年後

大阪の感染者数が悲惨なことになっている。

 

今週は火曜日以来ずっと在宅勤務だったので、渦中にいる感覚が薄れている。明日からも在宅の予定で、来週以降も今のところ出社の頻度は少ない。

 

今朝連絡があったところによると、同じフロアの隣の部門でもPCR検査者が出たらしい。結果はまだ出ていないとのことだが、急遽フロア消毒が行われたようだ。また在宅勤務の推進が強まることだろう。

 

かたや娘の方は今週で春休みを終え、幼稚園の新学期が始まろうとしている。彼女の級が上がることを喜ぶ一方で、この状況の中で通園させてもよいものか、と迷いが生じているのも事実だ。

 

大阪で蔓延している変異株の感染力は高く、重症化率も高いという。小さな子供たちをその脅威に晒しても良いものなのか。不安は尽きることがない。

 

当然、幼稚園側も何か方針を出すだろう。思えば一年前の入園の際も、しばらく分散保育などの措置があった。このままいけば娘が幼稚園に通う3年間は、まるごとコロナによって歪められそうである。

 

それでも彼女らは、コロナ以前の幼稚園生活というものを知らない。だからこそ今を当たり前として受け入れ、その中で精一杯楽しんでいるのだろう。昨年生まれた息子にいたっては、コロナのなかった世界すら知らないのである。

 

一年前は今頃までこんな状況が続いているなんて思ってもみなかった。しかし今では、一年後にこの状況が収束しているなんてことの方が、うまく想像することができない。なんとタフな時代だろうか。