いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

画用紙で人形作り

子供の応用力には感心させられる。

 

今日は娘と画用紙を使って遊んでいた。私がサイコロの展開図を描き、それを切って立体的に組み立てた。手作りのサイコロを使い、オリジナルの双六を作って遊ぼうと考えたのだ。

 

しかしサイコロ作りを興味深そうに見つめていた娘は、私もそれを作りたいと言い出した。思えば、画用紙から立体物を作って見せたのは初めてだったかもしれない。二次元のものから三次元のものが作れることに感動したようにも見えた。

 

しばらくは私の真似をしてサイコロのようなものを作ろうとしていたが、途中で娘が思い立った。「そうだ!これでマリオをつくらない?」。双六のマス目を歩かせるキャラも、立体に作ろうというのだ。

 

どのように作るのか、私は娘の作業を見守った。すると画用紙にチョキチョキと鋏を走らせ、長方形を切り出した。それを筒状に丸めてセロテープで止める。そこに鉛筆で目鼻を描いていく。「これがマリオのかお!」。ふくらみのある顔が出来上がる。

 

同じ要領で首や胴体、手足を作ると、娘はそれらをセロテープでくっつけ組み立てた。立体感をもつマリオの人形が出来上がった。サイコロの例を見ただけでこんなものを作っちゃうなんて。私は娘の応用力に感心させられてしまった。

 

その後、娘はルイージとピーチ姫、キノピオクッパクッパJrを作成した。剣を持たせたり、乗り物に乗せたり。思いつくままにピーチ城やクッパ城までも作り上げた。私は娘が作り上げた人形達を使ってしばし即興劇をして遊んでいた。

 

娘自身も、画用紙からなんでも作り出すことができる喜びに浸っていた。お絵描きをしたり、折り紙を折ったりはこれまでもしていたが、新しい創作方法を習得した手応えのようなものを感じているようであった。しばらくは彼女の作品が量産されそうだ。