いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

むむむ

なんだこれ?

 

たべれるのかな?はむはむ。

 

むりだった。かめないや。あじもへんだし。

 

あ、あれはどうだろ。

 

はむむ。こっちはかたい。あじがしない。

 

なにかたべられるものはないかなあ。

 

あれ、これなんだかはがせる。よしよし。

 

なんかやわらかい。かみやすい。いけそう。

 

え、ああ…。

 

ママにとられちゃった。ざんねん。

 

ん、あれ、パパがこっちみてる。

 

なんかわらってる。へへへ。うれしいな。

 

ああ、こっちきたきた。だっこ、だっこ。

 

きゃっきゃっ。ん、あ、ええ…。

 

はあ、もうおしまいか、あっちいっちゃった。

 

じゃあ、おねえちゃんのとこいこっかな。

 

またわらってる。いつもたのしそうだなあ。

 

あれれ、いっちゃった…。

 

パパとあそぶのか。はあ、ざんねん。

 

なら、たつれんしゅうでも、しとこうかな。

 

きのうよりも、ながくたちたいな。

 

ここがつかまりやすいんだ。ほっ。

 

ふんふん。だいぶできるようになった。

 

でも、みんなはあしだけでたってるからな。

 

もっとがんばらなきゃ。ふんふん。

 

ん、あ、なんだろうこれ。

 

なんかおもしろそう。たべられるかな?

 

*****

 

息子の行動を目で追っていると、こんなふうに脳内の声がまのぬけた声で再生される。本当に食べるのが大好きで、それが何であってもまずは口に入れようと試みる。私たちと目が合うと、嬉しそうに喜んでくれる。なんとも愛らしい。見ていて飽きない。