いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

弟に泣かされる姉

今日は娘が息子に2度も泣かされた。

 

娘は4歳。かたや息子は0歳だ。

 

1度目は娘がひとり遊びをしている時。久しぶりに見つけたオモチャを出して遊ぼうとしていると、興味を惹かれた息子がグングンと近寄っていった。

 

最初は方は娘も楽しそうに弟を制していたのだが、どれだけ言っても(それはそうだろう)、息子はオモチャに手を伸ばし続けた。終いには邪魔され遊ぶことができなくなり、娘は号泣し始めた。

 

2度目はもっと直接的だ。息子が娘と戯れているうちに、髪の毛を思い切り引っ張って泣かせたのだ。

 

どちらも娘はすぐにママの元へと駆け寄り、抱っこされ慰めてもらっていた。息子はそんなお姉ちゃんの様子を不思議そうに眺めながら、手に入れたオモチャをむしゃむしゃと齧っていた。

 

なんともうちの子供達らしいエピソードだ。娘はとても優しい性格で、友達や弟に何か嫌なことをされたとしても絶対にやり返したりはしない。ゆえに防戦一方となり、時に泣かされてしまうのだった。

 

一方、息子の方は最近とても活発になってきており、色んなものに片っ端から興味を持ち始めている。気になったものは何かの使命感に突き動かされるかのような気迫で、一心不乱に追い求め続ける。

 

息子は我が家の中では最弱ゆえに最強。娘にしてみれば、可愛いがゆえに扱いに困るだろう。お姉ちゃんの試練だなあ、なんてことを考えた。ただあと数年もすれば、弟はお姉ちゃんの尻に敷かれるようになるのだろうから、お互い様なのかもしれない。