いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

自転車の練習

手離した自転車が自立したままに進んでいく。

 

果たしてどのように教えたものかと頭を悩ませていたのだが、繰り返し行う純粋なる練習量が娘の上達を導いてくれていた。

 

夏休みに入ってから2回目の練習だったが、娘はずいぶんと自転車に乗れるようになってきた。最初のこぎだしだけは補助がいるが、2、3回こいだ後は手を離しても安定して自走できる。

 

その急激な進歩に、やっぱり練習は偉大だなと思わされた。娘が自ら「じてんしゃのれんしゅーしたい」と志願したのも大きいだろう。自主的に乗れるようになりたいと思う気持ちが、ここまでの上達を実現しているのだと思う。

 

ひとりでのこぎ出し、カーブ、ブレーキ、まだまだ難関はあるものの、着実に進歩し続けている。本人もその手応えに後押しされているのか、練習意欲はさらに高まっているようだ。

 

子供はどうやって自転車に乗れるようになるのか。その答えを、目の前の娘から教えられている。

 

そんな今夜は近くの広場で手持ち花火もした。火薬が燃える香りを嗅いで、夏休みならではの風情が感じられた。明日からはまた天気が崩れるらしい。それでも夏休みも後半戦。前半同様に充実させたい。