いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ノスタルジーな帰路

どう考えても毎週3連休であるべきだ。

 

1日目にその週の疲れをとり、2日目は心から休日を満喫する。そして3日目は遊び疲れを癒やし、翌日からの仕事に備え英気を養うのである。

 

どこに無駄があるだろう。逆にどれかを疎かにしてしまっては人生が充分に謳歌できない。やはりどう計算してみても毎週3日間の休みが必要だ。これは早急に休み方改革を検討してもらわねばなるまい。

 

さて、そんな今日もエキスポシティを訪れていた。

 

「あれなんだっけ?絵本で見たことある!」娘が店先に置かれたキャラクターを指さす。あれはバーバパパだよ。すぐさま娘が笑いながらにツッコんだ。

 

「いや、どっちやねん!」

 

『ばあば』であり『パパ』だなんて、たしかに性別すら分からない。彼女の真理をつくツッコミに、妻とふたりで愉快に笑った。

 

今日は妻の靴を買うという目的でモールを訪れ、見事にそれを達成した。付き添った私は正直とても疲れたが、妻が満足そうだったので報われた。

 

夕食を食べ、家路につき自転車を走らせていると、線路沿いの道で向こうからからっぽの電車が走ってきて、ふとノスタルジーな感情が渦巻いた。学生時代にこんな風景を見たことがあるような気がする。

 

思えば今日一日、仕事のことをまったく思い出さなかったことに気がついた。さすがは3連休の真ん中。やはり、どう考えても毎週こうあるべきだ。