いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

クレヨンしんちゃんの輪郭

息子の横顔をななめ後方から眺める。

 

するとクレヨンしんちゃんの輪郭そのもので、あの漫画はなにも大げさにデフォルメしていたわけじゃなかったんだなあ、と思わされるのであった。
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それこそもう少し大きくなったら、おしりをフリフリさせて下品なことも言い出すかもしれない。それはママや娘ではなく、きっと私の不用意な発言などが発端となり真似をし始めるのだろう。そのときは絶対に妻たちから白い目で見られるに違いない。

 

それはそうと、乳児特有のぽってりとしたほっぺたはやはり愛らしい。ついついぷにぷにと指で戯れてしまう。息子は肌荒れもなく陶器のように透き通った肌をしているから尚更だ。思わず頬にキスをしてしまうこともしばしばである。

 

そんな我が家のしんのすけ君、最近ではよく声を発するようになった。語彙はまだ「あっ!」だけだが、意図してなにかを伝えようとしているようだ。

 

外にでたい。遊ぼう。ご飯が食べたい。ごちそうさま。同じ「あっ!」だけども身振りや表情、そのシチュエーションで、彼が何を言いたいのかがしっかりと伝わってくるのであった。

 

今夜も娘とふたり郵便受けまで配達物を取りに行こうとするとき、ぼくもいく!ぼくもいく!と、笑顔で駆け寄ってきて、挙手をしながら「あっ!」「あっ!」とアピールを繰り返していた。

 

彼の発声にも今後バリエーションが出てくるのだろう。もちろんそれも楽しみなのだが、「あっ!」だけで全てを訴えてくる彼がいなくなるのも惜しい。