いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

素晴らしき定時上がり

ここ数日まったく本が読めていない。

 

読書好きの私にしてはめずらしいことだ。それくらい仕事でダウンさせられていて、メンタル的にも、小説に手を伸ばすような気持ちになれなかった。

 

文章を書くのもそうである。楽しい日課であるはずのこのブログも、書き殴ったような内容になっていた。文章を紡ぐ楽しさに浸ることができなかった。

 

しかし今日は久しぶりに定時で仕事を上がった。

 

本来であれば年休をとる予定だったのだが、予期せぬ事態が起こり通常通り仕事をすることになった。残念だがその件は仕方がない。次の機会に改めて年休をとり、家族で遊びに行きたいと思っている。

 

そんな事情だったので朝はだいぶテンションが低かったものの、休み前提でスケジュールを組んでいたこともあり、めずらしく一つも打合せがなかった。

 

また先週までの取り組みが一段落した狭間のタイミングだったということもあり、これまで時間があれば整理したいなと思っていた事柄に、落ち着いて取り組むことができた。

 

切羽詰まっているときには出てこなかったアイデアも浮かび、スケジュール立てにおいても考えを巡らせながら組み立てることができた。ここ最近、自分はなんて仕事ができないんだと落ち込んでいたのだが、相応な時間さえあればできるのだと、少しだけ自信を取り戻すことができた。

 

本来であれば休みであった一日。そう思って仕事をすると余裕が生まれ、実に有意義に過ごせた。やはりクオリティを発揮するには余裕がなければならない。だとしたら社員のクオリティを引き出すため、会社側はもっと余裕を与えてくれたらいいのに。

 

仕事後は家族みんなで夕食を買いに行き、ベランダの芝の上にシートを敷いて、そこで夜風を浴びながらに食べた。子供や妻とおしゃべりをして、コンビニで買ったスイーツも食べた。

 

食後は妻とふたりベランダで語り合い、この頃考えていたことについてお互いに共有した。娘とゴミ捨てに行き、その後で子供たちとお風呂に入った。

 

平日でも定時で仕事を上がればこんなにも時間があるのか。あまりに久しぶりで思わず感動を覚えた。

 

今夜は久しぶりに、読書をしてから布団に入ろう。